
インターン生の金田です。
皆さんは語学を学ぶ上で大切なことは何だと思いますか?
単語や文法?
とりあえず、たくさん現地の人と話すこと?
現地の人の会話をたくさん聞くこと?
本をたくさん読むこと?
作文しまくること?
語学を学習する上で、勉強方法はいろいろあると思います。 人それぞれ、向き不向きもあると思います。
けれども勉強方法以前のことを私はあんまり分かっていなかったかもしれません。
私は先日、ベトナムの旧正月で学校が休みだったので、インドネシアに旅行に行ってきました!!
インドネシアに行く日本人の方の多くはバリ島に行ってビーチでバカンスすることが多いそうです。 でも 私ともう一人の友達は
女二人でビーチ行ったところでどうするん?笑
ちゃうとこ行こうぜ!!
世界遺産ボロブドゥールのあるジョグジャカルタに行ってきました。 あんまり観光するところが少ないジャカルタでは日本人と全く会わなかったです笑
楽しかったインドネシア旅行で私が一番印象に残ってるのは ボロブドゥールやプランバナンなどの世界遺産
ではなく 
タクシー運転手のおじさん
です。
※私としたことが、タクシーのおじさんの写真を撮るのを忘れてしまったため、後から出てくる写真はすべてイメージです。
確かに世界遺産であるボロブドゥールやプランバナンも素晴らしかったのですが、それよりもタクシーのおじさんが魅力的でした笑
やっぱり旅行の醍醐味は旅先で現地の人にであうことですよね♪
ジャカルタの空港について私たちはガイドブックに安全と載っていた ブルーバードという会社のタクシーを探しました。
ちょうど空港まで送りに来ていたブルーバード社のタクシーがお客さんを降ろしているところを発見したので、お客さんが降りた後、そのタクシーに飛び乗りました。
運転手のおじさんにプリントアウトしたホテルの住所を見せると、住所とは全く関係ない、 用紙の上を見つめて音読しはじめました。
いやいや、ちゃうちゃうこっち!!
と住所を指差すと おじさんは住所を読み上げて
あー! ここね! とわかったようで出発しました。
ああ、やれやれ、通じてよかった思っていると おじさんが何やら笑顔でインドネシア語を話し出します。
ベトナム語は知っていても私たちはインドネシア語は全くわかりません。
英語でおじさんに話してみるもののおじさんはどうやら英語が分からないようです。
おじさんは英語でmoney とoneだけは知っているようで、 インドネシア語の中にこの二つの単語を時々はさみつつ話し続けます。
なんのことや?お金がほしいんかな?と思っているうちに空港の出口の料金所に到着しました。
あぁ!やっぱお金が欲しかったんや!と気づき How much?と聞いても インドネシア語とoneしか答えてくれません。
そこでとりあえず1からはじまる紙幣を手渡します。
しかし、私が渡したお金は違ったようで 違う違うと言われました。
結局、いろんな種類のお金を運転手さんに見せ、選んでもらいました笑 どうやら、私が渡したお金は大きすぎたようです笑
まぁええわ 払えてよかったとひと安心していると またしてもおっちゃんがインドネシア語で楽しそうに話し出します。
一瞬、独り言なのかと思ったんですが、やっぱり私たちに話しかけているみたいです。
私らが外国人でインドネシア語わからんことわかってるよな? けどインドネシア人とは違う感じの人が荷物持って空港から出てきたらあきらかに外人やってわかるやろ?さっきお金も払われへんかったし、、、
と思いながらも一応、ガイドブックにたまたま載ってたカタカナ表記のインドネシア語で
私はインドネシア語が話せません。
とおっちゃんに言ってみました。
するとおっちゃんはああそやな、インドネシア語わからんなーと(たぶん言いつつも) やっぱり話しかけてきます。
ああ私らがインドネシア語できるかどうかは関係ないのねー と感じつつ、楽しげなおっちゃんの話に耳を傾けてみます
おっちゃん:■○△▼◎・・・シナ?コリア??
金田:ああ(何人か聞いてるんか) ジャパン!!
おっちゃん:Oh ジャポン!! ▼○☆♪◆□・・・
お互い言語が分からなくても、だいたい何を言ってるのかわかるのです!!
そのあともおっちゃんはインドネシア語で渋滞の説明をしてくれたり、いろいろ話しかけてくれました。
もちろん、言葉が通じないので分からなかった部分もたくさんあります。 高速道路の料金所で、料金を聞くと Oneすら使わず、インドネシア語で言われ えっ???全然分からんみたいな顔をすると
インドネシア語の数字をゆーーっくり言ってくれました。
いや、そういうことちゃうねん!! おっちゃん笑
けれども全く知らない言語にもかかわらず、身振り手振りとガイドブックの単語からだいたいおっちゃんが何が言いたいか分かりました。
インドネシア語が分からないといっているのに、それでもインドネシア語で話しかけてくるおじさんに終始爆笑していたのですが、 よく考えてみると 言葉が通じなくても、コミュニケーションは取れるし、伝えようとすれば身振り手振りで大体のことは伝わるんだなーと感じました。
その晩、晩御飯を食べに行き道が分からなかったので、ホテルまで帰るのにまたタクシーを使いました。
インドネシア人の警備員さんにタクシーを呼んでもらい行き先を伝えてもらいました。 だから大丈夫だろうと思っていると 全く知らない、なんだか暗―いあきらかにホテル違うやろみたいな所に着きました。
今回のタクシードライバーはおじいちゃんで英語がまた全然通じなかったんですが、 インドネシア語で
右、左(空港から乗ったタクシーのおっちゃんが教えてくれてました)
ここ!!
Yes/No
と身振り手振りでなんとかホテルに無事着くことができました。
おじいちゃんは私たちが繰り返しビックホテル(滞在したホテル名)といい続けたせいか、
ビックホテルー
ビックホテルー
ビックホテル・・・
とヤギのような声でひたすら繰り返しながらホテルまで行ってくれました笑
そして友人とホテルに帰ってインドネシア人のタクシーのおっちゃん、めっちゃおもしろかったなーと話しているうちに
けど、
私たちって語学学習者としてあのおっちゃん見習わなあかんよね
という結論にいたりました。
言語が通じなくてもあきらめないあのガッツ!!
私はベトナムに来た当初、ベトナム語がほとんど話せませんでした。 ほとんど話せない状態で、自分の知らないベトナム人の方たちに自らたくさん話しかける勇気がなかったです。
今、話しかけてもどうせ通じへんしなー
相手の言ってることもわからないしーーー
もうちょっとうまくなってからじゃないとあかんよねー などと考えていました。
せっかく話していても言いたい単語がわからなくて ええーとね ええっーと・・・ てな感じで言いたいことが言えないときもありました。
けれども 言語が通じなくても、自分が話したい、伝えたい気持ちさえあれば、相手は耳を傾けてくれるし、時間はかかるかもしれないけど大体のことは通じるんです。
実際、自分たちで頑張ったら、言葉の通じない相手でもホテルにたどり着くことができました!!
ベトナムに限らず、海外旅行に行くと、おばちゃんが店員さんなどに日本語で話しかけてる所を何度か見たことがあります。
これいくら?
高いなー!!
店員さんが日本語ができなくても、なんだかんだだいたいの内容は通じてたりします。
私には通じなくてもあきらめないガッツが足りなかったように感じます。 私もおっちゃんを見習って、たとえなかなか通じなくてもあきらめずに話し続けようと思います!!!
そうすれば、想いはきっと伝わるはず笑