イオンモール・ベトナム第1号店が正式オープン!(後編)

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Xin chào!(シンチャオ )

※ベトナム語の「こんにちは」

 

先日に続きまして、イオンモール・ベトナム第1号店のご紹介、後編でございます!
※前編はコチラ、http://www.gdays.jp/ja/?p=1615

 

前編では気になる飲食店をご紹介いたしましたので、後編ではホーチミンのイオンモールに入店しているその他のテナントに注目したいと思います。

 

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【気になった飲食以外のテナント】

 

①    GAP

元祖SPA、元祖ファストファッション、米国発世界3000店舗以上に展開しているお馴染みの「GAP」です。

 

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ベトナムでは、2011年から展開しています。

※SPAとは、自ら商品の企画製造をし、自らのチェーン店で販売する小売業(specialty store retailer of private label apparel)
※ファストファッションとは、最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態(fast fashion)

 

 

②GIORDANO(ジョルダーノ)

日本ではあまり知られてないかもしれませんが、全世界に2600店舗以上の展開している香港発の世界的SPAファストファッションブランドです。

 

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ジョルダーノのSPAモデルに影響を受けて手本にしたのが、あの天下のユニクロ。

 

1986年にユニクロ社長の柳井正さんが香港に行った時にジョルダーノの1500円のシャツがユニクロの1900円のシャツよりも品質がいいのに衝撃を受けて、SPAというモデルにシフトしていったとか。
ジョルダーノは韓国には90年代には進出しており、韓国全土に展開している国民的なブランド(ポストユニクロ)になっています。

 

そしてユニクロも、近い未来で間違いなくベトナムに出店されることでしょう。
ちなみにユニクロの店舗数は、日本国内856店、日本国外512店。内、19店を除いて全て直営、ジーユーなどのグループ合計だと2568店とのこと。(2013年末時点)

 

 

③THE BLUES

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ベトナム全土及び、シンガポール、マレーシアにて200店舗以上を展開しているようです。
ベトナム発のSPA・ファストファッションとして展開しているところに注目です。

 

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ベトナムテイストなのかパッと見は僕にとってはイケてない感じもありましたが、それなりといえばそれなりでもありました。
でも今後、更なる成長ができているとしたら世界の流行を身につけて世界基準のクオリティになってるはずです。

 

先進国の製造メーカーの下請けとして海外生産を担っているエリアではそのノウハウと感性を着実に身につけていきます。
韓国、台湾のメーカーがそうだったように、東南アジアのメーカーもまた急速に進化をしていくことでしょう。

 

ここ数年は多業種において、中国を製造拠点にしているメーカーのベトナムシフトが目立っています。
昨年、世界のスマートフォン出荷台数の圧倒的シェア1位のサムスンも、製造拠点を中国からベトナムへのシフトを本格化しておりインテルやノキアもベトナムに製造拠点を作ってます。
アパレルでは世界的ブランドのナイキも中国からベトナムにシフトしており、既にベトナムが最大の製造拠点となっているようです。

 

ベトナムの今後に益々期待ですね!

 

 

④ effu

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こちらはマレーシア企業のSPAのようです。

 

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なかなかオシャレな感じです。

 

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デニムが1本、100,000DON(約500円)。

セールとはいえ安いですね。

 

日本でも以前デニム1本1,000円とかが話題になってましたが、更に安いですね。
ベトナムで、生産コストが安い現地生産、本部機能コストもベトナム価格で国内完結であれば物流も安く関税もないので、仮に素材が同品質でも理論上たしかに安くはできますね。

 

僕らのフィールドのオンラインは当然ですが、イオンモールしかり、各SPA業者しかり、あらゆるオフラインもグローバルの波が激しくたち始めているようですね。

 

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カラーのストレッチパンツは、2本で450,000DON(1本約1,125円)

 

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SPA・ファストファッション各社はもはやベンチャーといった感じではない大企業なわけですが、各社が切磋琢磨、今後もグローバル展開をそれなりに工夫しながら益々発展していくことでしょう。

 

そんな中で、中小・ベンチャーにとってもチャンスにあると思います。例えば、拘りの日本国内生産やオーダーメイドでネットで直接海外販売なんてのはやり方次第で可能性が高い思います。今後は、ネットで海外のアイテムを個人輸入で購入するこも一層広まっていきます。
僕としてはこの辺の分野は非常に興味深いです。

 

また、企業が海外現地子会社を設立しての海外展開はよく耳にしますが、今後は企業が直接海外の消費者に販売していく時代になっていくのではないでしょうか。
インターネット、関税、物流が世界的に変化していくことで流通が劇的に進化していくように思います。

 

例えば、
・現在は安価な労働力として製造拠点となっている国々の製造拠点が力をつけて世界の流行を取り入れることが出来てくる
・ネットショッピングの利便性は益々向上する
・TPPで関税が下がる
・グローバルな宅配便のようなインフラが向上する

 

↑この理由だけでも、もはや海外で製造されているモノを直接買えばファストファッション的なモノがより安く買える。さらに工場から直接だから消費者に最速で届けることができたり、在庫が豊富だったり、カスタマイズなんかもできたりする。良いこと尽くめかもしれないですね。

 

もはやAMAZONが自社でファストファッション事業を展開していくような日が近いかもしれません。w

近い未来に、ベトナムの名もなき下請けアパレルメーカーが世界ブランドになってGAPやユニクロを超えるかもしれません。w

 

そして、同時に消費者同士のグローバルな取引も活性化していくことでしょう。
今後楽しみです、ワクワクしますね。

 

 

⑤DAISO(ダイソー)

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我らが100円ショップのDAISOも展開しております。

 

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ほとんどが日本と同じ商品のようです。

 

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かなりの品揃えでした。

 

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金額は、なんと!

 

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全品40,000DON(約200円)、高っ。
所得差から考えると高いですねー。
まさか日本で生産しているわけじゃないのに・・・。

 

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オープンしたてということか、店内はかなり混雑してました。
レジも行列になってました、みなさん結構買ってますね。w
もし、DAISOの商品がベトナムでの生産となった場合に
この価格で売れるとしたら日本の数倍の利益率になることは間違いないです。
このように新興国において、日本のものが日本よりも高く売れるような兆しが見えた場合、商売としては非常に魅力に思います。
クールジャパンの本領発揮になるかもしれません、アンテナを張っておきますね。w

 

 

⑥ガンダム・タカラトミー

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ガンダムのプラモデルや、トミーのミニカーがショールームっぽく出店してました。w

 

 

⑦FACESHOP(フェイスショップ)

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韓国企業で韓国全土の至る所に展開しているFACESHOP(フェイスショップ)。

 

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低価格の化粧品が売りですね。

 

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こちらのお店で人気のフェイスパックです。よく韓国のお土産で女性がもらうヤツです。

韓国では、たしか1個1,000WON(約100円)程度ですが、ベトナム・イオンモールでは47,000DON(約235円)となってます。

DAISOともかぶりますが、この金額で売れるようならスゴイことになりますね。

このような展開がベトナム市場の一部の消費者ニーズ(購買力のある層)において成立するのであればとても面白い市場になります。しばらくしたら当然競合が出たり価格破壊も起きたりするわけですが、それらを含めて市場は急激に拡大していくでしょう。
TPPによっても加速しますね。

 

 

⑧ヘルメットブランド

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バイク(スクーター)文化のベトナムならではですね、イオンモールにももちろんヘルメットが売っています。

 

 

⑨スマートフォンショップ

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テナントというよりは、イオンモールの販売スペースのようでもありますが、スマートフォンのショップを覗いてみまして気になったスマホをご紹介。

 

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世界のサムスンの GALAXY(ギャラクシー)。

日本では GALAXY「S」が人気ですが、ベトナムをはじめとする新興国ではGALAXYシリーズの劣化版のとなる GALAXY「Y」というのも販売されています。

 

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価格は、199万DON(約1万円)。1万円でスマホデビューができます。
今後は一層、全世界的にスマホが急速に普及していくことでしょう。
でも劣化版のスマートフォンは中国メーカーの勢いが凄まじそうですね。

 

いずれにせよスマートフォン及びソーシャルの普及による多様な変化は世界的にもまだまだこれからですから非常に楽しみですね。

 

 

⑩ドラえもんの豆腐屋

さて、最後に変わったお店をご紹介。

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その名も、DORAEMON TOFU FACTORY、とのこと。

ドラえもんは、ベトナムでも人気です。

 

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ほんとにドラえもん豆腐。w
なんでしょうかね、なぜ豆腐なのかって話になりますが、日本の豆腐そのものをベトナムに普及させるためにドラえもんを前面にだしているのですかね。
ベトナムではその他にも、ファミリーマートやHISがドラえもんを起用した展開をしています。
日本国内では最近人気低迷と言われているのですが、個人的には深みがあってとても好きなので世界でも人気になってほしいと思います。

 

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ドラえもんが大好きなどら焼きも売ってます。

 

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かわいいですね。w

 

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ひとつ、25,000DON(約125円)、高いですね。

 

でも、ベトナムでドラえもん=どら焼きって連想する人がどれほどいるのかな・・・。

 

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せっかくなので食べてみました。あんこじゃなくてバナナクリームみたいなのにしました。
具がかなり少なかったのが残念でしたが、普通においしかったです。

 

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とまあ、他にもいろいろお店がありましたが、気になったところを前編・後編に分けて紹介してみました。

 

長くなりましたが、読んでいただいた皆様ありがとうございます。
そして、イオンモール付近、帰り道はかなりのバイク渋滞でした。

 

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この渋滞が解消しないとまた行く気がしないです・・・。w

はい、以上です!

 

 

今後もアジア、ネット、ベンチャー界隈の気付きをたまにお届できればと思います。

※次回作を期待する人は、「いいね!」

 

 

Xin cảm ơn!  Hẹn Gặp Lại !  (シンカモン、ヘンガップライ)

※ベトナム語で、「ありがとうございます!またあいましょう。」

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村上卓郎(たくお)

村上卓郎(たくお)

学生時代から、学生千人規模の「人が集まる」イベント等を複数手がける。大学を中退後、大手レコード会社、人材系ベンチャーと「人が集まる、人を集める」事業の会社にて従事。2002年に現在の前身となるネットベンチャーを創業し、2005年にグレイトフルデイズ株式会社を創業。現在に至ってもネット上にて、心地よく「人が集まれる」場を創造中。

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