アプリの手書きUIがそのままプロトタイプに!?あの超便利アプリ「POP」を使ってみた。

  • Grateful Days
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アプリを企画したことがある人なら一度は経験がある「紙ベース企画」。

 

UIや画面遷移のイメージを確認しながらアプリを企画するには紙ベースが意外と便利ですよね。

 

最近では、紙ベースでアプリを企画する人のために、スマートフォンの画面に合わせたテンプレートなんかもダウンロードできます。

 

でも、アプリの画面が多くなればなるほど、画面遷移は複雑になり、紙ベースの設計はどんどん枚数が増えます。「あれ?あの画面の紙どこにいった?」なんてことも。

 

もし、紙に描いたアプリの画面設計を、簡単に保存・管理できたら?もし、紙に描いたアプリの画面設計を、まるでプロトタイプのように、そのままスマートフォンの端末で動かせるとしたら?

 

そんなコンセプト(勝手に推測)で開発されているのが

「POP(Prototyping on Paper)」

というアプリ画面設計サポートアプリです。

 

  

 

POP(Prototyping on Paper)

公式サイト:https://popapp.in

App Store:https://itunes.apple.com/app/id555647796

Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=in.woomoo.pop

Windows Store:http://apps.microsoft.com/windows/en-us/app/7c9a20d4-36e4-402b-8f5c-878449959285

 

<POPの特徴1>

POPの1つ目の特徴は、「紙に描いたアプリの画面設計を写真に撮って保存・管理ができる」機能です。

手書きの画面設計を写真に撮るだけならPOPを使わずともできるわけですが、POPの特徴は、写真に撮った手書きの画面設計をクラウドサービスと連携して一括でアプリに取り込んだり、取り込んだあとに自由にコメントを付けたり、順番を変更したり、一部の画面設計を修正した際にも、古い画面設計を削除せずに新しい画面設計の写真と差し替えたりが簡単にできます。

 

クラウドサービスと連携することで、企画のシェアや管理をより多くの端末やメンバーとすることもできますし、撮影した画面設計の写真がなくなったという心配もありません。

 

POP_-_Prototyping_on_Paper___Mobile_App_Prototyping_Made_Easy

 

<POPの特徴2>

POPの2つ目の特徴は、「写真に撮ったアプリの設計に描いたボタンやリンク部分をマークして、そこから遷移する画面の設計写真とリンクできる」機能です。

この機能があることで、紙をベースに企画したアプリの画面設計一枚一枚を、企画者の意図のとおりにリンクさせて、アプリを操作した際の挙動や遷移先が間違っていないか、より自然かどうかをスマートフォンの端末内で実際に動かして確認できます。そう、まるでプロトタイプのようにね。(A社CM風)

 

しかも、各画面設計に対し、スマートフォンで画面を操作する際の指の動きの種類(タップ、スワイプ…等)や、画面のスイッチングのエフェクト(横スライド、縦スライド…等)まで、かなり細かい指定をできるので、より実際のアプリに近い動きを確認できます。そう、POPならね。(2回目)

 

POP_-_Prototyping_on_Paper___Mobile_App_Prototyping_Made_Easy2

 

その他にも、POPにはアプリの企画・設計者ならどれも便利な、痒いところに手の届く機能がたくさん入っています。

 

筆者がPOPを知って使い始めたのは今から約3年ぐらい前。そのころのPOPはリリースしたばかりで機能が少なく、バグなんかもあったりして、一部の人からは ”使えない” なんて言われていたことも思い出します。でも、今回紹介したPOPの2つの大きな特徴(機能)は、間違いなくこのアプリを他のアプリと差別化しているオンリーワンの機能でした。

 

POPの開発者たちは、きっとこのアプリの可能性を信じ続けてコツコツとアップデートを重ねてきたのでしょう。今では機能が充実し、安定性も向上し、業務レベルの企画・設計にも十分対応可能なレベルに達していると個人的には感じています。

 

そして、最近、POPの大きなバージョンアップデートを実施したのを機に、公式サイトもアップデートされました。

 

POP_-_Prototyping_on_Paper___Mobile_App_Prototyping_Made_Easy4

 

 

公式サイトがアップデートされる数カ月前、筆者に一通のメールがPOPのCEOさんから届きました。

 

「Hi Yusuke, I’m Ben Lin, Co-founder at POP ( https://popapp.in/ ). I’m reaching out to you because we are soon launching our 2.0 version. There is a block on our new landing page that we would like to show avatars of our active users. Would you be willing to show your face on POP landing page?」(原文ママ)

 

かくして、筆者のしょーもない顔写真が、なぜかPOPさんの公式サイトにユーザーの一人として掲載される運びとなりました。恐縮です。

 

POP_-_Prototyping_on_Paper___Mobile_App_Prototyping_Made_Easy3

 

 

POPさんにはこれからも、アプリの企画・設計者の痒いところに手の届く便利な機能をアップデートし続けてほしいです。(例えば、ゲームの企画・設計により適した機能も追加する…等)

 

確かにPOPは一部のゲームアプリのように、桁違いの数のユーザーが利用するアプリではありません。それでもPOPのコンセプトと機能は、間違いなくこのアプリをオンリーワンのプロダクトにしています。

 

Makes it easy to bring your ideas to life.

そう、POPならね。

 

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さとー

さとー

グレイトフルデイズ入社後、韓国・ソウルで3年、ベトナム・ホーチミンで2年半勤務。
『企画、ディレクション、場合によっては制作まで、必要とあらばそこそこできます。
世界中を移動しながら仕事と生活をすることが目標です。』

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